サフラン

サフラン

パエリアやブイヤベースに使用されるサフランは、料理の香り付けや色味付けのために使用されているスパイスです。サフランの原産地は地中海東部地方で、スペイン、フランス、トルコなどの国で盛んに栽培されています。

サフランはその日に開花したものを摘んで室内で陰干しします。サフランを1kg得るためには100,000〜140,000という相当な数の花が必要とされ、これがサフランが高級食材といわれている理由です。

中国では漢方薬として用いられており、適用は主に循環器疾患、生理不順、生理痛です。食品として摂取する場合の効果は、漢方薬として使用される場合とは異なると考えられています。

サフランの有効成分は、カロテン類、色素のクロシン、苦味成分のピクロクロシン、クロセチンなどです。

サフランの効果

ノンレム睡眠誘発作用

クロシンにはノンレム睡眠を誘発する作用があり、睡眠障害の改善効果が期待できる。

くすりプロムナード
サフラン
https://www.philkampo.com/pdf/phil52/phil52-05.pdf
サフランにふくまれているクロシンを午後8時に投与したところ、顕著なノンレム睡眠を誘発した。

循環器疾患に対する作用

脳神経細胞のアポトーシス抑制作用があり、アポトーシスを阻害することは脳卒中予防、認知症予防にも繋がる。

サフラン
https://www.philkampo.com/pdf/phil52/phil52-05.pdf
グルタチオン生成酵素を活性化してグルタチオン量を増加させ、アポトーシスを直接阻害する。

生理不順、生理痛の改善

日本でも民間療法として、サフランは生理不順や生理痛の緩和に用いられます。

日本東洋医学会誌
サフランの薬理学的作用の研究
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed1982/45/4/45_4_823/_pdf
サフランの投与によって、血液の粘度が生理期において低下していた。サフランには活血化瘀(かっけつかお)の効果があると確認された。また、サフランの投与によってMCVも減少した。

サフランはどんな料理に使われる?

パエリア、スープ、ブイヤベースなど

サプリメントの紹介

森川健康堂 サフランゴールド

 DHA、イチョウ葉エキス、マカデミアナッツ油などを含んでいます。サフランに含まれているクロシンに注目したサプリメントです。

サフランの安全性は?

サフランはとる量によっては大変危険なものです。過剰摂取に気を付けながらとり入れましょう。また、アレルギー性の症状として、喘息やアナフィラキシー症状が報告されています。初めて食べる時は少量ずつ、様子を見ながら試しましょう。

1日1.5gまで→有害事象は報告されていない

1日5g以上→皮膚や強膜、粘膜が黄色くなる黄疸様症状、嘔吐、めまい、血の混じった下痢、血尿、鼻や唇、目の縁、子宮からの出血、しびれ感、尿毒症による衰弱、鼻の壊死を招く血小板減少性の紫斑といった症状

致死量は12〜20g/日

妊娠中・授乳中

多量の摂取によって人工中絶薬作用があるので危険です。10g以上で起こるとされています。また、子宮収縮作用、通経作用があるので、通常の食事から摂取する以上の量を摂るのはやめましょう。

授乳中も安全性が確保されていないので、通常量を超える量を摂取するのは控えましょう。

禁忌

オリーブ属、オカヒジキ属、ドクムギ属の植物と交差過敏症があるので、アレルギーがある人は注意が必要です。

参照リンク

「健康食品」の安全性・有効性情報
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail516lite.html

サフランの薬理学的作用の研究
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kampomed1982/45/4/45_4_823/_pdf

くすりプロムナード サフラン
https://www.philkampo.com/pdf/phil52/phil52-05.pdf

栄養カウンセリングOlive代表。管理栄養士です。

病院勤務を経て独立。健康系の記事の執筆を中心に活動しています。

All About食事ダイエットガイドとしても活動中。