クルクミン

クルクミン

クルクミンはターメリック(ウコン)に含まれる色素成分で、カレーといった料理の着色料にも使われます。飲み会の定番商品「ウコンの力」で得られる効果は、ほぼクルクミンのものであるといえるでしょう。

 国内での研究は、ハウス食品が盛んに行っており、様々なウコンまたはクルクミンの効果が解明されてきています。

クルクミンは非常に多くの効能がある成分で、その数は150にも登るとされています。そのため、全ての効果のメカニズムが解明されているわけではなく、可能性段階のものばかりであるということを認識しておきましょう。

クルクミンの効果

抗酸化作用

クルクミンはポリフェノールの代表的な成分です。ポリフェノールの共通の特徴として、活性酸素を除去する抗酸化作用があります。

東京大学大学院
ウコン由来クルクミンは本当に生体内で抗酸化能を持つのか
http://urakamizaidan.or.jp/hp/jisseki/2008/vol17urakamif-11arai.pdf
・クルクミンは試験管内では抗酸化作用を示すが、人の体で同じことが起こるかはわからない。
・ビタミンCと関係している可能性が高い
・体重減少が見られたが、クルクミンは食欲の調節に関与している可能性が高く、さらなる検証が必要。

抗炎症作用

炎症が関連する疾患として、二型糖尿病やリウマチ、膵炎、クローン病に対しての研究が進められています。

日本歯周病学会
歯周組織の炎症に対するクルクミンの効果
https://www.jstage.jst.go.jp/article/perio/57/2/57_70/_pdf/-char/ja
・歯周ポケットを持つ慢性歯周病患者に対してクルクミンゲルを投与したところ有意な改善が見られた。さらに、歯周病原菌の減少も見られた。
・量  不明
・対象者  25名
・期間  6ヶ月

肝臓機能改善

「ウコンの力」で有名な効果は肝機能改善です。肝臓を強くしてアルコール代謝を良くすると考えられています。

日本抗加齢医学会
機能性食品クルクミンの臨床応用の可能性
http://www.anti-aging.gr.jp/english/pdf/2012/9(2)7583_J.pdf
飲酒後の血中アセトアルデヒド濃度の上昇が抑制された。
・対象者数7人×2(対照群)
・量 クルクミン換算で30mg
・タイミング 飲酒30分前

消化不良改善

クルクミンは消化器系に働きかけて、ヘリコバクターピロリ菌によって起こる胃炎、消化性潰瘍、胃がん抑制効果が期待されています。
インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、胃腸虚弱体質の人に対する治療にクルクミンを使用してきました。

Mercola ウコンの効能
https://japanese.mercola.com/sites/articles/archive/2016/04/28/クルクミンとウコン.aspx
試験管内ではピロリ菌の型に関係なく、ピロリ菌の成長を抑制できた。マウスを使った実験では、ピロリ菌の根絶、ピロリ菌から受けたダメージの回復に有効だった。

美肌効果

クルクミンには美容効果も期待されています。

日本抗加齢医学会
機能性食品クルクミンの臨床応用の可能性
http://www.anti-aging.gr.jp/english/pdf/2012/9(2)7583_J.pdf
色素沈着の抑制、肌の水分量が有意に上昇(シワ改善に効果あり)
ただし、より吸収力を高めたセラクルミンにおいての実験である

クルクミンを多く含む食品

ウコン(ショウガ科)

サプリメントの紹介

アイコーポレーション 極濃ウコン黄金粒

1粒にクルクミン30mg配合。
秋ウコン、熱帯ウコン、春ウコン、紫ウコン、黒ウコン、発酵ウコンを配合。6種をバランス良く配合することで、それぞれが相互的により力を発揮できるように設計された商品となっています。

クルクミンの安全性は?

クルクミンの1日の上限量は体重1キロあたり0〜3ミリグラムとされています。

安全性に関してはわからない部分が多くありますが、がん患者を対象とした実験では 1日8,000ミリグラムの摂取を3ヶ月継続しても安全とされています。

その一方で、クルクミンは肝機能障害や皮膚炎を起こす可能性があるとも報告されていますので、必ずしも安全性の高い成分とは言い切る事はできません。

副作用を起こさないためには1日の上限量を守ることが大切です。

妊婦・授乳婦

はっきりとしたデータはありません。濃縮物から摂取する場合は過剰摂取に注意しましょう。

禁忌

アキウコンは、胃潰瘍、胃酸過多、胆道閉鎖症の人には禁忌です。

ウコンは肝機能に働きかける成分ですので、肝疾患がある人や薬を飲んでいる人は注意が必要と考えられます。胆石の人は医師への確認が必要です。

参照リンク

ウコン研究所
http://ukonken.jp/curcumin/

「健康食品」の安全性と有効性
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/indiv_agreement.html?544

クルクミンの吸収代謝と生理作用発現の関係性
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kagakutoseibutsu/54/7/54_500/_pdf

日本医師会 ウコンについて
https://www.med.or.jp/people/knkshoku/ukon.html

栄養カウンセリングOlive代表。管理栄養士です。

病院勤務を経て独立。健康系の記事の執筆を中心に活動しています。

All About食事ダイエットガイドとしても活動中。